超個人的メモ

忘れたくない時間を記録する用。

梅棒 17th Mistery「花婿は迷探偵 THE FINAL」登場人物別、所感

 

最高の年の瀬がやって参りました。梅棒初のミステリー作品。17th Mystery 「花婿は迷探偵 THE FINAL」!!

 


なんか、なんかさあ!!!

こういうの、待ってたよねぇ!!!梅棒の大好きなところが詰まりに詰まってて、これこれこれェ!!最高!!!!になっています。


最近の湿度高め余白多めのストーリーも、前作のような壮大さも、めちゃくちゃ楽しかったよ。それはもちろんそうなんだけど、どっちが良いとかそういう話でなくて、なんか久々にバカバカしくて愛おしい、大口開けて笑えるようなそういう梅棒に触れられたのがほんと嬉しかったんだよなあ。観劇後に息切れしながら「あー楽しかった!」って劇場を出るこの感じ。この爽快感。他では中々味わえん。だから梅棒が好きなんだよなあ!を改めて噛み締めた初日でございました。

 


それにしても、こんっっっなに人を選ばない誰彼構わず勧めたくなる作品をこんな小さめ箱でやるな!!それは言わせていただく!わたしだってもっと観たいけどチケットがねぇ!!


でもこんなにチケット入手が困難な団体に梅棒がなっているのを実感してそれは嬉しい!!!複雑!!!!!

 

 

 

さて、勢いよく始まったところでキャラ別のいつものやつです。

 

 


!!ATTENTION!!

 

こっからめちゃくちゃにネタバレです。

今回の作品の特性上、観劇前に読むのはマジでやめた方がいい。いつも以上に話の核心にも触れてますので本当にお気をつけください。

 

初めて見に行くのにどんな感じか知りたい方、この先読んでもどんな感じかはわからん!美女軍団にあてられたオタクの呻き声しかない!


お引き取りいただいて!かたじけない!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


森 小次郎 (和也さん)


梅棒本公演での初主演!おめでとうございます!!主役の座をずっと狙い続けていたのを見てきたからなんかもうOPで感極まっちゃったな!わたしも待ってたんです和也さんがカーテンコールの1番最後に出てきてみんなを率いてセンターに立つ日を!嬉しいなあ…本当に嬉しい…。初日の客席もれなくみーーーーーんながそれを惜しみなく祝福していて本当になんかたまらん気持ちです。

さて、森のおっちゃんの話をしましょう。最初のうち、見たことある“眠り”の方同様、今いっちょ役に立たん調子のいいおっちゃんという印象。番組出演の話が来たあたりから調子に乗りまくり、美女たちにデレデレする姿も、このいい加減でノリと勢いはあるキャラクターも、わかるわかる、和也さんこういう役上手いよねぇ…よく知ってる和也さんだわ…と思ってました。思ってたんですよ最初のうちは。それがM11からどうやら様子が変わってきて。わたし、和也さんの“酒に逃避して娘と衝突して後悔の後自分を取り戻すような父親役”を見れると思ってなかったなあ。嬉しいなあ。あのいい加減だと思っていたおっちゃんの責任感、探偵としての矜恃、可愛がっていた優秀な助手を失ったことによる悲しみと不安、そこから生まれる葛藤と苦悩…。こんなにじっくり描いてもらって最高じゃないですか。M18とか見てるだけのわたしまで苦しくて苦しくて、序盤に感じていた“眠り”の方と似たようないい加減さなんかもう微塵も感じないわけですよ。そんでM21以降、かっこいいを200%で魅せてくれるわたしの大大大好きな和也さんも見れるわけです。こんなさ、いい歳のおっちゃんが作品の中でこんな成長というか、進化というか…前に進んで行くところ見られるんだね…。成長は若者の特権だと思ってたよ、おっちゃんかっこいいよ!!

ちなみに今作のわたくし的ベストアクトはずっとそばに居てくれたみんながあるべき所に還ったあとの凛に見せるおっちゃんの泣き笑いみたいな顔です。ぐああ〜!!そんな顔見れると思ってなかったよ〜〜〜!!!!

 


森 凛 (滝澤諒さん)


りーーーーん!!!!(どうしてもやりたかった)

凛ちゃんが最初から最後まで善であったから、どんどん人が死んでいくのもちゃんとついていけた感じあった。初見、割とちゃんとミステリー作品として「え?」「もしかして?!」の楽しみ方をしたけど(わたしの視界が疑わしくない人を中心に見てるのでマジで犯人が分からなかった)凛ちゃんのことだけはずっと信じられたのが安心できた。かーーーーわいんだよな、凛ちゃん。あのツノ似合ってるのもすごいし。名探偵の娘としての姿も、幼馴染を想う1人の女の子としても、本当にかわいかった。あんなん普通めちゃくちゃ怖いよな…強い女の子だよ。わたしはアランくんの「凛はこっちに来ちゃダメだ」の瞬間「よく知らんけどこれは劇場版じゃないか!!??」になる。あまりに自然に普通の女の子なんだけどよく考えたら滝澤諒さんは男性だった。あっれれ〜?

 


神田川 アラン (ちゃんたわ)


あんなに酷似したビジュアルですが、キャラクターは思ってたよりかなり陽気。いやあ…ちゃんたわの前説、安心感あるなあ…。

ここまで底抜けに明るい役、梅棒公演では初めて見る気がするけど、そこはバケモン芝居力のちゃんたわ。凛ちゃんやおっちゃんを想う姿でしっかりグッとくる。役目を終えて消える直前、呟く一言がなんかすごい好きだったなあ。アランくんは本当に明るくて優しくて、遺される2人に恨み言なんてひとつも渡さず笑って別れを告げるんだなあ。

今回のちゃんたわ、お話を運ぶとか転換を見せるより好きに面白いことしていい枠な気がしていて、それが新鮮なんだけどすごくいい。フェードインしてくるM14の曲に合わせてアランくん古畑ムーブ入りま…くらいのタイミングで\ドッッッ!!/て笑いが起きてた初日、最高だったもんな。多和田任益の贅沢な使い方だなあ。あの世組が陽気で可愛くて愛おしい、その中にちゃんたわがいるのめちゃくちゃ好きです。

 


ドリアン 佐々木 (たっさん)


終盤首が飛ぶまでの不穏ムーブが上手すぎて、結構長いこと初見時わたしの容疑者候補に居たドリアンP…シンプルに番組の面白さを突き詰めるためだけのヤベェやつだった。ちょいちょいママ(わたしは今回拓矢さんのことをママと呼んでいます)とただならぬ雰囲気になっていて、わたしはンン゙!!になっています。ママ、どちらかと言うとドリアンPと上手くいきそうな雰囲気なかった?(拓矢さんがたっさんを好きすぎる弊害)

たっさんの1歩引いたところで助け、支える大人大好きだけど、こういう責任感のないトリックスターも本当に良スパイスだなあ。番組のナレーションはドリアンPがやってる設定なのか、シンプルにたっさんが良い声だから担当したのか…前者だとしたらあの風貌でこの声、絶対ドリアンPが好きであのシリーズを追ってるオタクは居ます。

 


真中 もなみ (社長)


社長こんなに可愛いのになんで今まで女性役してこなかったか?!?細身だし、全然違和感なく女性してるじゃん…でも靴ぺったんこでにっこりする。ヒールで踊るのは難しいもんね…。

すげえ早くに死ぬから「嘘!!!惜しい人を亡くしすぎ!!!」と思ってたけど、後半なるほど…になったなあ。あの世組、おいしいもんなあ。初っ端から過剰な同性を逆撫でするムーブが上手いから、全員に殺す動機が出来てしまい、なるほどこりゃ1人目に相応しい。あと、本物のあざといは馬鹿には出来んから社長があざと枠なのも絶妙。キャットファイトに乗じておっちゃんに擦り寄るのも、“あざとい”の可視化がすごい。

でももなみ様はたぶんこの番組で話題作りだけしてペロッと野球選手と結婚するだろうな…。

 


マーリーン (つるさん)


安定にかわいいの最高峰をお出ししてくれる実家のような安心感。気が強くてプライドの高い美女の時折見せる可愛すぎる姿…鳩時計待ちの背中、全員大好きになるに決まってる。

つるさん、15年くらい前のザ!ジャパニーズアイドルやらせてあの完成度なのに、時代に合わせたアップデートが完璧すぎて、令和のスキルフルで美しいアイドルまでこの完成度なの本当に職人芸だよ。アイドル戦国時代を生きるトップアイドルらしい気の強さと、周囲と馴れ合わないプライドの高さ…なんでこんな解像度高いの?気の強い女のフンッ!て振り返った時の髪の靡き方まで完璧。首の動きがロングヘアの女がやる動きなんだよな…。

わたしのイチオシマリ様は、料理対決で1ミリも料理しないけど髪をちゃんとアップにしてる所です。涙袋きらきらかわいいね…。

 


伊豆原 莉子 (山野光さん)


これ、山野さんファンがみたらひっくり返っちゃうくらい全部盛りじゃないですか??歩き方とか立ち姿とかが完璧なモデルで、なんならダイヤのピアスもあまりにもあからさま過ぎて「ミスリード…ってコト?!」と変に深読みしすぎて全然疑ってなかった…ましてや正真正銘の女装だったとか全然思ってなかった…ミステリー作品で演出意図通り翻弄される超優良顧客じゃんわたし…(?)

M22、ウィッグ脱いだ瞬間、急にガチのかっこいいメンズ出てきて普通に悲鳴上がってたな。ありゃ出ちゃうよな、悲鳴。コニーぶん回すのカッコよすぎ。ていうか男らしさを完全に殺したかっこいい美女と男性のかっこよさ200出すの、どっちも見れるのハッピーセットすぎる。

ところで大人気バラエティに呼ばれるくらい世間でも話題になってるトップモデルと天才女医も、コニブラの数ある裏の顔のひとつってことでしょ?手広い〜!

 


ファレノバーレ 亜由美 (Kenさん)


も〜〜〜!!!こういうつよつよキュートギャル大好きだってば〜〜〜〜!!!ど頭から技もド派手、スキルフルなダンスとそれが本当に映えるド派手ビジュアル。つよつよギャルだけど、やっぱ女の子を可愛く魅せる!を職業にしてるだけあって、ゲーム中以外はライバルたちにもかなり優しいのが本当に好き。

最終的にギャル同士めっちゃ仲良くなってんの最高すぎ。早く情熱大陸でトップアイドルマリ様のツアーに帯同するファレちゃんの特集してくれ。

あの世組で、アクセル全開のうめさんの隣で全く存在感薄れないのもすごすぎる。ほんとあの3人のバランスめっちゃいいよね。あとアランくんが3人に毛ほども興味無いのも良い。

 


デビル永野 (拓矢さん)


ママーーーッ!!これを読んでいらっしゃる方はご存知かと思いますが、わたしは拓矢さんの顔がとにかく好きなので、あらすじ出た段階で「はい勝ち〜美女確定〜!」と思ってたよ。なんならかねてから「顔あんなに可愛いから絶対女の子しても可愛いと思うんだけどどない??体格が全然男性だけど顔可愛いから誤魔化されないかな??」と言っていました。動いてるの見たらさあ…まじでダンスから男性性消えるよね…それどころか全然母性感じる。ダンスのジャンル的に強ギャルになりそうな所、酸いも甘いも経験してきた大人の女性に落とし込んできたの天才すぎる。そんでなんで時折少女みたいなおぼこさも出せるの?そこ共存できんの?最高。あと最近の拓矢さん作中こんな善の笑顔でニコニコしてることあんま無いのでニコニコしてて可愛い〜!!いっぱい笑ってるとこ見れてうれぴ〜〜〜!!

わたくし基本情報何も入れずに初見を堪能する派ですが、出てきた瞬間「この人バツついてるだろ…」と思ってたらシングルマザーだったからガハハ!と勝利の高笑いしちゃった。M22のラスト、興奮しすぎて一緒に両手突き上げたくなっちゃうよね。それにしても背中と脚が綺麗すぎ。あと、色んなところで拓矢さんのヒールの細さと高さについての言及を見かけるけど顔が美しすぎて顔を見てしまい全然足元見れてないので今後の課題にします。

 


じゅりあんデイドリィマァ (五十嵐ゆうやさん)


かわいい!なんか、普通に、めっちゃかわいい!普段は千と千尋の頭みたいなビジュアルで〜とか普段はふんどしで全国行脚していて〜とか言われても、じゅりあんがいがちゃんさん初見の人信じないだろ…!すごく怖がりで気弱そうで頻繁にママにあやされてるけど、それが嫌味な感じしないの、女同士の戦いにおいてすごい武器では?それに加えてシンプルに応援したい愛らしさとお笑い芸人らしいパワフルさ、番組の視聴者人気すごい高そう。

ところでM9のじゅりあんパート、「悲しい(⊃ω⊂)」のあとあの顔してる?流石に肉眼では見えん…紗幕一旦どかして…みんなの可愛いお顔をよく見せて…

 


凱門真知子 (すいちゃん)


こんなすいーつが見たい!を叶えてくれる梅棒…ありがとう本当に……。品位と知性を感じさせながらもどこが垢抜けきれなさのあるこの…なんというか…“本物”を見せてもらいました…。

ゆうきちゃんの時に、一定数ぶりっ子ヘイトを見かけていて、わたしは「おいおい馬鹿言え俺たちのすいーつは本当に裏のある女やらせたらこんなもんじゃねぇぞ!」と思っていました。これだよ!ヒュウ!ほれみろ!!……が初日の感想。

各女子たちの不穏ムーブの中、1人静かにおっちゃんに寄り添おうと、なんなら聖母のようにすら見えたあの優しさ。おっちゃんどころかわたしも騙されていたけど、あれも全ては完全に自分に落としてから、いちばん高いところから憎き森小次郎を突き落としてやるためだったわけでしょ?犯行が明るみになってからのあのヒステリーな暴れっぷりも最高だった。ガッハッハ!これこそ俺たちのすいーつ!!そんな気持ちです。

タイトなスカートも綺麗な長髪も見事な捌きっぷり。やっぱ本物はちげェ〜ぜッ!!

 


細身和江 (うめさん)


今作の「あんたが大賞」、もう和江が居るシーン全部腹抱えて笑ってる。M13大好き。これだよ、これが見たかった!よくわかんないけど拍手が起きてしまう。わたし気付いてしまったんだけど、隣にちゃんたわを置いてくれると、うめさんがアクセルベタ踏み出来るのでは…?(ちゃんたわのお芝居に手放しの信頼を寄せているオタクの推察)元々うめさんのことは「やべえ奴の隣に置いておくと、相手の勢いは殺さず、でも並んでも自分も霞まない稀有な存在」と思ってたけど、今作のうめさん、割と序盤からトップギア出てる。この梅棒のオタクが大好きな笑いの要素、今回つるさんが手出しできない位置にいるからうめさんがそれを一手に担ってる印象。あの世組があの明るさだから殺人が起きる物語でこんな大笑いして観てられるんだな。それにしてもシンプル美熟女。それほど化粧も濃くないのに美しくてすごい。

 

 


今回、いつもの半分くらいしかチケットがないので(出遅れたわたしが愚か)、残りもいつも以上に血眼になって観ようと思います!!

 

演劇の聖地で最高の年末、俺たちの2023年はまだまだ終わらない!