超個人的メモ

忘れたくない時間を記録する用。

梅棒 15th "RE"PLAY「シン・クロス ジンジャー ハリケーン」登場人物別、所感


みんな!今日も元気にあすなろ神社、参ってる?!!


純度100%の梅棒は身体にいいですね!免疫力爆上がりしている今日この頃、恒例のキャラ別のアレです!

 

 

 

!ATTENTION!


今回も例に漏れずバチバチにネタバレです。

観てない人にはなんのこっちゃの安定の不親切仕様。これから観劇予定の方はお気をつけください!曲バレも…滲み出ちゃってるので…本当に気を付けて……


梅棒公演は本当に己のファーストインプレッションを大切にしてくれ!!!

 

 

 

 

 

 

あと、メンバーのみだからいつもより人数少ないはずなのに、何故かいつもと変わらんボリュームなんだ!!すごい暇な時とか、長い移動時間とかに読むのをおすすめします!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小牧 将大 as としょさん

 

初演時、少しの間梅棒から距離を置いていたとしょさんの凱旋にこの作品を持ってきたという話はいろんなところで語られていますが、クロスジンジャーハリケーンという作品は梅棒からとしょさんへの愛なんだなあと改めて感じました。カーテンコールでも使われているM20の「主役はあなただ」ってフレーズが7年の時間を経て、歌詞を通してとしょさんに届くの、最高すぎる。もうこれ打っててちょっと泣きそう。


ひたむきでまっすぐで、それでいて思春期特有のあの空気をうっすら纏う“高校生”がうますぎる。高校生だから出来ること、高校生だから出来ないこと、そのどちらも合わせもつが故のほんの少しのままならなさがたまらんのですよね。あとわたしは高校球児が好きです。

まーくんも、輝星も、きっと同じひと夏の淡い恋心だったわけだけど、ほんの少しお兄ちゃんだったまーくんが、友情と自分の恋心を天秤にかけたときに身を引こうとするのがなんというかめちゃくちゃ愛おしいんですよ。うまく言語化出来ないんだけど、高校生って大人じゃないけど子供じゃいられないっていうか…そういう特別な時期で、輝星がしっかりと子供だったから更にそれが際立つというか。

でもやっぱり綺麗なお姉さんには惹かれてしまうし、優しくされたら浮かれちゃうし、ちゃんと歳相応の姿が見れて嬉しい。


あと、M5のコーラス隊とかでちょいちょい我慢しきれないとしょさんが出てて良いです。そうそう、ずっとかっこいいのも嬉しいけどいつものとしょさんも大好きなんだよオタクは。

 


神奈志 輝星 as つるさん

 

つるさん、子供してるとずっとがんぺーちゃん(ざわざわ森にいる水色のアレ)みたいな顔しとるなあ。つるさんが末っ子なのなんかめちゃくちゃ良い、可愛い。ゆうきちゃんはすごい、わたしだったらこんな可愛い中学生に懐かれたらなんでも買い与えてしまう。

輝星がずっと“子供”然としててくれるからこそ、高校生のまーくんとか、大人たちの大人になってしまったが故のもどかしさみたいなのが際立ってて本当に良かった。

M19で、自分より歳も上で体も大きな(きっと輝星からみたら2人は大人で)人達が殴り合いしてるの、怖かっただろうなあ。それでも、あそこで勇気を振り絞れる子なのが本当に好きです。憧れの将大兄ちゃんと、短い期間ではあるけどきっとカッコイイ大人の男に見えてた舟戸くんがあんなふうになってるの、見たくなかったよねぇ、逃げ出したかったよねぇ。がんばったね輝星…。


わたしが今作でとにかく好きなシーンがM20の華撒さんと幸ちゃんと輝星の3人のシーンなんですが、「大人になってもきっと宝物は褪せないよ」って教えてくれるのが、今まさに青の渦中に居る子供の輝星なの、めちゃめちゃめちゃに好きです。大人になると、青に飛び込むのも勇気がいるんだよ。それをただまっすぐに「大丈夫だから」って連れてってくれるの、最高だよ。


最後に自分の恋心は胸に秘める事を決めたあの瞬間、ちょっぴり大人に近づいたような輝星が天真爛漫な子供そのものの笑顔で手を振るのが大好きです。

 


霧陰 昴 as たっさん

 

わたしがたっさんの「一歩引いたところから助け、支える大人」が大大大好きなのは皆さんもご存じのことかと思いますが、今回立場的には大人側なはずだけどいまいっちょ役に立ってなくて、たっさんの“かわいげ”のほうが出すぎちゃってるわ!?と思いました。

なんとなくの年齢のイメージで、華撒さんと一番歳が近いのは彼なのかなあと思ってるんですが、幸ちゃんと居る時には見えない華撒さんの同世代と居る時の姿がなんかすごく好きなんです。あれ…?これは華撒さんが好きという話だな…


今回はかわいげの方が出すぎ!とは言いましたが、幸ちゃんとすれ違う華撒さんがそれでも自分の仕事をしなければならない時隣に居てくれたのはお巡りさんだし、素直に見送りに行けなかったまーくんの為に自転車かっ飛ばしてくれたのもお巡りさんだったね。ナチュラルボーンでおおきな優しさを持ってる彼はたっさんだからこそって感じがする。

あとなんか日に日にお人形所作が上手でピーポ君がかわいい。一緒にカーテンコールでお辞儀出来てえらいねえ…とにっこりしてしまう。オタクはぬいぐるみが好きなので。


それにしても、お巡りさん、ゆうきちゃんに対する恋心の湿度がちょっと高いんだよな…ガチ感ありません?まあ年齢的には一番程よいといえば程よいのだが…

 


稲田 幸太郎 as 和也さん

 

これだ~~~~200%梅棒をしてる和也さんが見たかったんだ~~~~!!!!!今回のビジュアルがもうドドドタイプで最高に嬉しいです。短髪和也さん大好き。大優勝。色、黒ッ…。歯、白ッ…。ビジュアルだけだったら過去一好きかもしれない…いやわからん、江夏惇はもう殿堂入りだけど…(こいつ一生江夏惇の話しとんなって思った?残念!慣れてください!)今回、和也さんOPバチバチの早替えじゃないですか?毎回M4のイントロを聴きながら「和也さん猛烈に着替えてる~!」とウキャウキャしてしまう。まあ漁師のツナギ一瞬で脱げそうではあるが…今回の衣装チェンジ(?)はサメが好きです。お腹にエイのお顔みたいなのある。見るたびバカウケしちゃうけど、やっといつもの二人に戻った瞬間でもあるからあのエイの顔みたいなのみながらぼろぼろ泣いてしまうのも時間の問題な気もする。鼻が高いから顔面むちゃくちゃ狭そう。


幸ちゃん(と呼びます、わたしの中に大学進学を期に島を出た彼の幼馴染み人格があるので…)(ところで華撒さんは幸ちゃんのこと「こう!」って呼んでたの最高だったので残しておきます)は、わたしが実感として持っている田舎に居る気の良いあんちゃんがそのまま飛び出してきたみたいで親近感がすごい。ちょうど自分と同世代のイメージだからかな…いや幸ちゃんの方が若そうだけど、自分の周りを親世代・子供世代って考えた時のちょうど中間っていうか…親世代もまだまだ現役だけどもう自分より下が随分いるっていう意味での中間。わたしにも毎年絶対に帰る地元のお祭りの集まりがあるので、知ってるんですよこういう田舎の小さいサークルの人間関係。しょうが島が田舎かどうかはまた別だが…

そんで、これまた実感として、自分が大人になってから地元の子供たちにしてるのと同じ距離感でまーくんと輝星に接していて、安心感がすごい。きっと自分も子供のころジジイとか、恐らくちょびっと歳が離れてる華撒さんに同じようにしてもらってたんだろうな…わたしにも覚えがあるよ…ピンチの時に助けを求めるのが翔平兄ちゃんなのいいよね。イケビッシュから逃げてるときとか。でも子供たちの前では兄貴分ぶってて可愛い。

物語の中に友情軸が2本あって、その大人と子供の差がなんかとっても好き。まーくんと輝星が簡単に出来ることが、大人になった二人にはちょっと難しくなっちゃうの、すごいわかるんだよなあ。そんで二人の年の差からくる感覚の誤差みたいなのもすごいわかる。でもこの歳になってもきっと昔から変わっていないこの二人の関係が、この先もきっとこんな感じでぶつかって、有耶無耶のうちになんか元通りになって、みたいなのも想像出来る。


今回、わたしの大大大好きなざたっち(和也さん、拓矢さん)がずっと一緒に居るので視界と記憶をそこに全振りしてしまい、この二人のことなら何でもわかるけどそれ以外に知らないことが多すぎる…今後の課題です。

 


華撒 翔平 as 拓矢さん


超えました!!!このブログを長く読んでくださっている方はご存じかと思いますが、梅棒公演キャラ結婚したい人ランキングの上位を独占している拓矢さん演じるキャラ達。この度、2年9ヶ月の間首位を守り続けてきた大人ギガント(OTW/10th)を超えてしまいました。いやもうだってこんなん…お祭り女ことわたくし、ビジュアルの時点で陥落ですよ。足元エアジョグの時点で。もう認めるしかないんだけど、わたしは伊藤今人に性癖を握られてるんですよ、絶対。こんなん好きやろ?とストレートど真ん中されたら、わたしの中のヤバイTシャツ屋さん大暴れ!(入籍!入籍!入籍!入籍!)しかも、華撒翔平、初演には居ないキャラだっていうじゃないですか。初演、観たくて観たくて仕方なかったけど、もうわたしがCGHの初見が今回なのはこの人に落ちるためだったんだ…等と、ドリカムのようなことを思ったりもしました。(やっぱりそうだ!あなただったんだ!)初日、輝星の勉強を見てやろうとして指使って計算してる(ここ毎回お芝居変わってるけどなんにせよ勉強はてんでダメっぽくて愛おしい)のを見た瞬間に完全に落ちてしまいましたね…。

ゆうきちゃんみたいなかわいい子が島に来てもなんとなく一人だけ大人の余裕が見えるというか、かわいい子にはとりあえず盛り上がるけど本気さは薄いというか。なんか第1クールを終えたタイミングで思い返してみても、華撒さんのことならなんでも思い出せるけどもう好きが全部を上回って全然うまいことまとまらないな…。毎度恒例ではありますが、梅棒作品の子供を子供として扱ってくれる大人の安心感みたいなやつが大好きで、今回華撒さんがめちゃくちゃソレなんですが、ふざけるところで子供と一緒になってふざけてくれる距離感がまた絶妙。いいなあ、大人としての責任はしっかり持ってるけど、子供をただ守るだけじゃない、対等に話を聞いてくれる近所のお兄さん。絶対好きになっちゃうくない?幸ちゃんの幼馴染ことわたしの初恋は絶対翔平兄ちゃんだもん。

都会から来たイケメンに妙に懐く自分の弟分に、最初こそ苛立ちが出てたけど、それは島の伝統行事を軽んじる姿勢に対してっていうのもあるだろうし、家業に愛情があるからこそ責任感も強い人なんだろうな。幸ちゃんとすれ違い始めてから、最初のうちは苛立ちのほうが大きかったように見えるんだけど、まーくんが神社の階段のところで謎の紐で転んで怪我したタイミングで、幸ちゃんがあからさまに翔平兄ちゃんだけを無視するようになって、そこからは“怒”の中に“哀”がちょっぴり見えました。わたし、たぶん拓矢さんの傷ついた顔が好きなんですよね。すっごい語弊がありそうだけど、傷ついた時のお芝居がめちゃくちゃ好きという話。幸ちゃんに言いたいことは山ほどあるけど、でも子供たちほど素直にお互いの気持ちをぶつけられないくらいには、大人になっちゃった二人。わたしも大人になってままならない人間関係とかそういうのを体験として持っているからすごいわかるんだ、この二人の気持ち、どっちも。この二人の友情軸ばかり注目してしまっているので(仕方ない、わたしはざたっちが大好きなので…)M20のこの二人の歌詞ハメでグゥ…と声が漏れるくらい泣いてしまう。お互いを想うきっかけををくれるのが子供の輝星なの、本当にいい。本当はきっともっとシンプルで、そんな難しいことじゃないんだよね。

M19で暴走した舟戸くんに対して、彼を慕ってた幸ちゃんは「なんで!」とその本性を受け入れられずにいるんだけど、幸ちゃんが自分の声を聞かなくなったって、翔平兄ちゃんは胸ぐら掴まれる幸ちゃんを庇うんですよね。庇って自分が殴られる。そのあと島1周競争の最中になんか有耶無耶だけど有耶無耶のままいつもどおりの二人に戻るのもすごくいい。大人ってなんかそんな感じだよな。

あ~~~~~~~拓矢さんのやるめちゃくちゃわかりにくいけどめちゃくちゃ深くておおきなおおきな愛情のある役、最高だな~~~~!!!!

 


DJ OH as 拓矢さん


やっっっっと!!!生で!!!会えました!!!!!!その帽子と帽子の間の髪の毛はどこから生えてるんだ!!!!!!わたしはOHさんの選曲センスに手放しで絶大なる信頼をおいているので、もうただただ1ファンとして生で拝見できた感動がとてつもない。24hでみんなが「これフィナーレでよくない?」と口をそろえて言ったあの番組から2年くらい?念願が叶いました。

ところで今作、拓矢さん過剰摂取でわたしの自律神経が失調しがちです。ありがとうございます。何を隠そう、拓矢さんの声がめちゃめちゃのめちゃに好きなので、もう初日明けてからエンドレスあすなろ音頭ですよ。おどんろに引き続き2作連続オリジナルソング担当ありがてえ…!ありがてえ……!!!!いつもどおり自分でセトリのプレイリスト作って聞いてるけど、OHさんのセリフがないとやっぱ物足りないもの…たくさん喋ってくれてありがとうOHさん…ただでさえ着替えが多いし片っぽが常に出てるような状態で絶対めちゃくちゃ大変なのに、ラジオのシーンはずっとスマートでかっこいい。

OHさんの話をするならこの話をしないわけにはいかないと思うので残しますが、DJOHと華撒翔平の関係について。いろんな方の考察を読んでは楽しんでいます。こういうのも醍醐味だよねえ。楽しいねえ。個人的には、M23でチューニングを合わせた後、OHさんが花火に点火する以上、同一人物なんだろうなあと漠然と思っています。まあ見てる最中は「拓矢さんいっぱいでうれしいなあ」くらいのことしか考えてないのでなにか深い考察があるわけではないんですが。ただ、カーテンコールでもキャラが抜けずにうまく笑えないたわちゃんとかなんかずっと楽しそうなキッズつるさんとかが居るくらい最後まで作品に没頭させてくれる梅棒作品で意味もなく思わせぶりなことせんのやないかなあ…とは思う。

正直、同一人物でも、全くの別人でも(OHさんの花火点火に関しては、メタにはなるけど、拓矢さんが一人でめちゃくちゃがんばってたよ!ってメッセージだとして)どっちでもいいかなって思ってるんですが、全部が終わったときに、拓矢さんがどう考えて演じてらしたのかはちょっと聞いてみたい気もするなあ。

 


星 恭伸 as 社長

 

ジジイだー!!!ひのフェス1stの上映会で梅棒たちが大喜びして見てたジジイが見れました!!!!愛嬌のあるジジイムーブがうますぎるよ社長…。その姿勢で2時間過ごすというのがもうそもそもすごい。腰はお大事になさってください…。その上映会でOP一人だけ顔がしわしわなのを嘆いてらしたけど、今回、ジジイ、OPはしわしわしてなかった!!!!よかったね社長!!!!ちゃんと200%かっこいい社長でした!!!

島の人の年齢、上から数えたときほぼトップなんじゃないかなあとなんとなく思ってるジジイ。きっと華撒さんとかお巡りさんが小さかったころだって知ってるんだろうな…。ちょっと妄想が得意なタイプの友人たちと、この島の人間関係を広げて考えてた時に「ジジイはきっとあのみんなのお宮参りも、七五三も、なんなら結婚で神前式する時だって全部見てきてる」って話になって、なんかめちゃくちゃいいなあ…ってなりました。ちゃんと慕われてる(みんな何かと神社行くしね)(おそらくジジイ主催の肝試しに島の若手も進んで協力してくれるし)けど誰もジジイ扱いしてないのがまたいい。実際あの島で一番ハイテクまである。島のお巡りさんよりセキュリティ面で役に立ちそう。

わたしは最後に舟戸くんがあの島に居られる理由をくれたのがジジイだったのが本当に好きでした。彼がどのタイミングであの島を出たのかはわからないけど、ゆうきちゃんが帰った後、彼の居心地の悪さは想像に難くない。でも、きっとほかの若造より少しだけ長く生きて、少しだけ多くのものを見てきたジジイが彼を“赦す”きっかけを作ってくれたのがかっこいいジジイだな…と思いました。年の功ってやつだよね。

 


早田 ゆうき as すいーつさん

 

史上最高すいちゃんガールことゆうきちゃん。生きてるうちに生で見ておきたかった彼女に会えて本当にうれしいです。どうして体がそんなに丸みをおびていますか????女性としてなんにも勝てる気がしないのよ。そりゃ島中の男が夢中になっちゃうよ。

わたしは初演のゆうきちゃんを生で見ていないので、その差を実感はできていないのですが、お別れした彼とのストーリーに厚みが増して、かつ、その重さ?どろりとした部分が今作はだいぶ増えてるんだろうなぁと想像してます。それは、すいーつさんの演じる女性に年を重ねることでしか出せない色気とかそういうのが増したからこそだと思っていて。説得力が出せる今だからできるすいーつさん演じる“妙齢の女性”をこんなに浴びていいのか。ありがてぇ…(本当にすぐ感謝が溢れてしまうな、オタクは)

ひとつのフォーマットとして、たくさんのメンズの中、そのメンズみんなに愛される女の子というのは得てして同性からは嫌われるタイプであることが多いと思うのですが、本当に嫌いになる要素が全然なくてすごい。マドンナ像をちゃんとマドンナ像として全うしていてすごい。ゆうきちゃんも、子供を子供として扱ってくれて安心してみてられます。きっと彼女は自分に向けられたまーくんや輝星からの恋心に気づけないような鈍い女ではないと思うんです。それでも、慕ってくれていること自体は受け止めて、子供に対する態度で接しているので、大人のわたしは見ていて不安になることがないし、子供たちからしたら、そのもどかしさがまたほんのり苦くて良いね。そういうの含めてこの青年と大人の女性の関係が愛おしい。M21で倒れてくる鳥居からまーくんを庇うように覆いかぶさるところ、その大人と子供っていう差がめちゃくちゃ顕著で、ほろ苦くて大好き。

 


舟戸 朗希 as たわちゃん

 

怖い怖い怖い!!!ずっと怖い!!!!初見の感想を正直に言いますね。このめちゃくちゃに芝居がうまい男、どうして梅棒に入ったんですか…?です。怖すぎる。もう藤井風の曲さわやかな気持ちで聞けないじゃん…。初日観劇後、びりびりペン事変※を思い出して恐ろしさに震えてしまった。

(※びりびりペン事変とは、ひのフェス4thで梅棒をトニセン・カミセンに分けて戦った「本当にびりびりするペンを持ってるのは誰か当てようゲーム」←ネーミングが最悪なのはご寛恕ください。で、梅棒メンバーのみならず、客席全員を騙す驚異の芝居を披露した多和田の変です)

梅棒作品って喋れない分、表情でどんだけ表現するかがミソで、島のみんなには気づかれちゃいけないけど、客席のみんなには不穏を感じ取らせないといけないわけじゃないですか。演出として、限りなくわかりやすい視線誘導だったりももちろんあるけど、とにかく不穏と好青年の塩梅がすごいんですよ。半端ねぇ。

初演のヴィランである誠さん演じる砦くんは、もっとはっきりと、シンプルにまーくんのことが気に入らない島の輩だったと認識しているんですが、きっと同じような立ち位置のキャラクターをさせてもたわちゃんなら難なく出来ていたと思うんです。でも、舟戸くんは本当にたわちゃんだからこそで、このキャラ変はほんと天晴ですよね。(たかはるではなくあっぱれ)そもそもかっこいい人がかっこつけてるのが面白いじゃないですか。ダンスがうまい人がそれを最大限発揮して踊ると面白いのは梅棒を見てる人には周知だと思いますが、そりゃ手足が長くて顔がかっこいい人がそれを武器にしようと意図して動くと面白くないわけないんですよ。もう出てきただけでドッカンドッカンウケてたもの。

ゆうきちゃんに対してやってることは本当にクズなんだけど、それ以上に周囲への人心掌握術が怖すぎる。島民との初対面で、ピーポ君を腕に滑らせてるの見て、相手が欲しいもの、喜ぶものを瞬時に理解し、それを与えられるスキルがあるのが怖すぎてぶるぶる震えちゃったよ。

それはそれとして、一見欲しいものは何でも手に入れられるような男が唯一、何より愛した女は手に入れられなかったのが最高すぎて、そういうの大好きさ!!にはなった。ずっと怖いけど、ほんの少し彼に同情させる余地を残すたわちゃんのお芝居のバランス感覚、最高です。

 


イケビッシュ as 今人さん

 

決して多くはない登場シーンで爪痕を残しすぎること今人さん。遺憾なく発揮しすぎ。しかもその爪痕がまた深いんだよ。出てくる瞬間すべてに拍手が起きてて最高過ぎる。でもあれは手、叩いちゃうよなあ。スッ…て池に返っていくの(いまさらだけどアレ湖とかじゃなくて池なんだよな…)毎回バカウケしちゃうんだけど、毎回どうやって降りてるんだろ…Gロッソみたいな深い奈落ないはずだから足元気を付けて…と思っています。


本当に登場シーン殆どないのに、キャラクターがうまいことデフォルメされてるというか、すごくわかりやすいチャームポイントを押し出してくれていて、イケビッシュがどんな存在なのかがわかるの、すごいなぁ。輝星との友情?も本筋の裏でちゃんと段階を踏んで育んでいて、最後にゆうきちゃんに告白をするか否かの瞬間、彼の背中を押すのがイケビッシュなのがちゃんと納得できる。まーくんには荘六が居たから、どうしても対比になってしまう少年たちの恋心も、イケビッシュが居なかったら輝星のほうはきっともっともっと切なくて見てるのが辛かったはず。輝星がひと夏の淡い恋心を胸の内に秘めることを決めた瞬間に、イケビッシュがいたからこそ彼は笑って手を振れたんだと思うんです。

ところで、イケビッシュは大人たちのこと追いかけまわしたりしてたし、大人になったら見えなくなったりしないよね…?大人になった輝星とも、なんか他愛ない愚痴とか悩みを相談したりとか、出来る存在で居てくれるよね…?


そして今人さんはOPソロがド頭なの新鮮でウオオオ!!になります。親の顔より(初演の動画を)見てるM4のイントロからドキドキして待ってたらいきなし今人さん出てきたらまた拝んじゃうじゃん…オタクはすぐ今人さんのこと「梅棒を作ってくれてありがとう…本当に…それしかいう言葉がみつからない…」と拝んでしまうので…これみんなやるよね?

 


宇目沢 荘六 as うめさん

 

モザイク激つよステッカーのビジュアルを見た時から「さ、刺さってる~~~~~!!!!」と大ウケして、そのお姿を生で観れる日を本当に楽しみにしてました。本当に瞬きしねえ~~~~~~!!!!(大喜び)


荘六、存在自体がもう面白いのに、梅棒公演恒例の噛めば噛むほどせつなポイント山盛りで笑えるシーンで泣いちゃうやつが多すぎる。存在の深みよ。大声で舞台上を駆け抜けるだけで面白いじゃないですか。面白いんですよ。でも、荘六の気持ちを考えながら見てると、また殿(の生まれ変わりだと彼は信じていそう)(真偽のほどはわからんが)のお傍に居られるのが本当に嬉しそうで、まーくんにその気はなくとも、わたしまで嬉しくなっちゃうよ。ゆうきちゃんといい感じになってるまーくんを見て「ならば来世じゃ」が叶った!!って思っただろうなあ、とか、殿のために放つことが叶わなかった矢が今度こそ届いたんだなぁとか、そういう節々で本当に良い顔をしていて、胸がいっぱいになります。


まあでもそれはそれとして、Bluetooth矢はなんで??wwwwとは思うよ。「憑依合体!!荘六!!!」の後の二人のシンクロ具合にかっけーーーーー!!!でなんか誤魔化されてるけど…


あとこれは言わずにいられんから残すけど、観光協会のうめさわさんのレクチャーは“本物”過ぎて大喜びしちゃう。余談ですけど、今某王国のレクチャーが鏡じゃなくなって「なんで?!間違えるから鏡でやってよ!!!」と思っている老人会なので、うめさわさんは鏡で教えてくれて嬉しい。それなら絶対間違えないでできます!!ありがとううめさわさん!!!

 

 

 


ずーっと続いて欲しい熱い熱い夏。

みんなと出会えて本当によかった!


もう少し、この夏を満喫しようと思います!長々お付き合いくださった方々、ありがとうございました!